火災保険の資料請求は、生命保険の資料請求と違い、意外と手間の掛かる作業なのです。
しかも、資料請求の仕方によっては、保険料を安くすることも不可能ではありません。
今回は、火災保険の資料請求をするときに重要なポイントをご紹介します。
火災保険の資料請求が特殊な理由
火災保険を検討しようと資料請求をしただけでは、補償内容についての説明が中心で、保険料が掲載されていないケースがほとんどです。
火災保険は生命保険と異なり、完全なオーダーメイドの保険になります。
家はひとつひとつ構造が異なり、広さや仕様も異なります。また、住んでいる地域によっても自然災害などのリスクも違います。
なので、生命保険みたいに年齢と性別といった共通する部分ないため、あたなたの保険料はこれだけ掛かりますという正確な金額をパンフレットには掲載できないのです。
ちなみに、保険料例として掲載されているケースも見かけたりしますが、注意書きに○○の条件で算出された保険料です的なことが記載されています。
その条件と全く同じ家に住んでいる人は、ほとんどいないので、あくまでも参考程度にしかならないので注意してください。
火災保険の資料請求をする正しい方法
火災保険に加入する前に、まずは火災保険会社の資料請求と併せて見積書も同時に送ってもらうことが重要です。
そうすることで、保険会社の補償内容を確認しながら、見積書を見ることで実際に掛かる火災保険料と、そのプランに含まれている補償内容を知ることができます。
火災保険は保険代理店経由で加入することになっているので、火災保険を取り扱っている保険代理店で見積書を作成してもらいましょう。
ちなみに見積書作成は無料で行ってくれますので安心してください。
逆に費用を取るところは悪徳なので、その保険代理店から加入するのは止めておきましょう。
火災保険の見積書作成に必要なもの
正しい見積書を作成してもらうには、正確な家の情報が必要になります。
家の購入手続きが済んでいる人や、ある程度進んでいる人は「建築確認申請書」と「住宅性能評価書」を貰っているはずです。
もしまだ貰ってなくても、施工会社や販売会社に連絡するとコピーが貰えるので予め依頼しておくといいでしょう。
この書類には家の正確な情報が記載されています。
火災保険会社はこの情報を元に、保険料を算出して見積書を作成しているのです。
なので、見積書を依頼するときは「建築確認申請書」と「住宅性能評価書」は事前に用意しておきましょう。
火災保険料を安くするコツ
少しでも火災保険料を安く済ませたい人もいるかと思います。
火災保険料を安くするコツの中で一番重要なのが、複数社の火災保険と比較することです。
よく、施工会社や販売会社で当たり前のように火災保険の手続きも同時に行うところもありますが、その施工会社や販売会社でなくても火災保険は加入することができます。
しかも、販売会社などは、どこかしらの火災保険直属の代理店になっていることが多く、基本的に1社しか扱えないところが多くあります。
そういった場合は、見積書だけ作成してもらい、あとで検討すると伝えておくと自然な感じで断れるので、そういった方法で回避してみてください。
火災保険の資料請求は見積書とセットで請求する
先ほど、火災保険を安くするコツとして複数社を比較することと伝えました。
しかし、1社1社異なる火災保険代理店に見積書依頼をするのも大変ですし、補償条件を各社ともに一致させるのも大変です。
(火災保険によって、補償条件の取り外しが可能なものが異なります。)
そこで、利用するのが火災保険の一括見積り依頼のサイトです。
このようなサイトは、複数社の火災保険を取り扱っているので、1度の依頼で複数社の資料請求と見積書が無料で届けてくれるので大変便利です。
また、補償条件に関しても希望する補償内容が含まれる火災保険に絞って選別してくれるので、自分たちで選別する手間も省けます。
まとめ
火災保険の資料請求は、ただパンフレットを取り寄せただけでは意味がありません。
きちんと火災保険の見積書も作成してもらった上で、その火災保険会社のメリットやデメリットを把握することができるのです。
同じ補償内容でも、火災保険会社によって保険料が異なります。
1社1社火災保険の代理店で、見積書の作成依頼をすると手間と時間がかかります。
すぐに複数社の見積書を作成してもらうなら「火災保険一括見積もりサービス」を上手に活用しましょう。
見積書が集まったら、各社の火災保険の補償内容と保険料を比較しながら、検討することで、あなたに合った最適な火災保険を効率よく見つけることが可能です。
せっかく手に入れたマイホームですから、万が一に備えて納得のいく火災保険を見つけてくださいね。